男性不妊

例えば・・・『30代後半で結婚して6年経っているけど、子供が出来ません。』と
いう様な、年齢を気にしていたり、妊活をしているにも関わらず、
なかなか、子供ができないといったような、ご相談やお悩みを持って
来られる患者さんは少なくありません。

不妊の原因の調査として、
女性に超音波や血液検査をして卵巣機能を調べることはもちろんですが、
早い段階で合わせて男性側の検査として一度精液検査もするべきです。

例えば、ある30代前半の女性の患者さんで2年間、卵管検査や人工授精を
ずっと試してきた方がいらっしゃいました。
ただ、その検査などを続けて2年後初めて、
パートナーの男性の精液検査で重度の精子不良が判明したというケースがありました。

その夫婦は2年の間、必要以上の検査を受けた最終的な結果に対して、
時間・お金・労力・精神的等に大きな消耗があった為に
夫婦仲が悪くなってしまい離婚を考えるようになったと言います。。。

重度の精液不良の場合、
当然自然妊娠や人工授精を試みても妊娠できる可能性は格段と下がります。

その場合、ICSI (Intracytoplasmic Sperm Injection)という、
精子を採取し、活発な精子を選別し、
選ばれた一つの精子を卵子に人の手で注入させる事で受精率を上げる
治療法が用いられます。

*ICSIで使用される精子は、射精された精液や手術で採取された組織から得ることが出来ます。

また、タイミング療法で来院されたカップルで
男性側の精液検査で精子が一つもなく、
精子を尿道に送る管 (精管) が生まれつき閉鎖している事が判明したケースがありました。
結果、このカップルはTESE (Testicular Sperm Extraction) 手術で
精子を睾丸から取り出し、採取できた精子でICSI治療を受ける事となりました。

「不妊治療」と一言でいうと、女性に対するイメージを強く持たれる方も
いらっしゃるかと思いますが、当然、残念ながら男性側にも原因がある場合も
等しくあります。
当たり前の事ですが、
女性・男性それぞれに都度、適切な検査と治療を受けていただく事が
不妊治療の第一歩です。

ご質問やご相談があれば、ご連絡ください!

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