ClomidとLetrozoleと子宮内膜

不妊治療を受けた事がある方なら誰でも聞いたことがあるくらい有名な経口剤が
・Clomid (クロミッド <クロミフェン>)
・Letrozole (レトロゾール<フェマーラ>)
の二つです。(Clomidの方がどちらかというと一番有名かも。。)( ..)φメモメモ

IVFで毎日注射するホルモン剤は、
純FSH (Follicular Stimulation Hormone) 和訳:卵胞刺激ホルモンです。
FSHは、脳の下垂体から分泌されるホルモンで卵巣に卵胞を育てる指示を出します。
このホルモン剤を注射する事により、通常よりも多い卵胞を育てるよう促します。
(・ω・(・ω・(・ω・(・ω・((((
*ホルモン剤が含まれている薬品としてFollistim (フォリスチム)や
GonalF (ゴナールエフ)などが挙げられます。

ClomidとLetrozoleも
そんなFSHを適度に上げてくれる役割をしています。

<ClomidとLetrozoleの違いは何でしょうか?>

Clomid:卵巣と子宮の女性ホルモンのレセプターを抑制します。
卵巣で女性ホルモンが低くなると脳があれれ?( ゚Д゚)と
勘違いしてFSHを余分に分泌し、卵胞を多めに育ててくれるのです。
卵胞が育っている間、子宮では子宮内膜を育てて受精卵が着床するベッドを
同時に準備されています。

*レセプターとは:ホルモンの作用を受け取る役割をする器

【デメリット】子宮で女性ホルモンも低くなってしまうため、
子宮の女性ホルモンがクロミッドによって低くされるので内膜が薄くなります。
そのため、患者さんの中では卵胞が準備出来たころに内膜が5㎜しかなく、
妊娠に不利な状態もあったりします。

Clomid

Letrozole:卵胞が育つ過程で使われるAromatase (アロマターゼ) という酵素を
抑制します。
Aromataseが抑制されるとこれまた脳が混乱してあれれ?( ゚Д゚)と
FSHを余分に分泌してくれるのです。(その時、内膜への影響はかなり少ないです。)
そのため、私が患者さんを診る時は、
まずClomidを服用した周期で子宮内膜が薄ければ、次はLetrozoleへ変えてみます。
*Letrozoleは、本来、乳がん術後のホルモン治療に使われるように
開発されたのだそうですよ~(*’▽’)

*Aromataseとは:Testosterone (男性ホルモン)をEestradiol (女性ホルモン)に変えてくれる酵素です。
卵子を育てるのに男性ホルモンも不可欠なのです❕( ..)φメモメモ

Letrozole

子宮内膜の厚さの理想値は、8㎜から12㎜ですが、人によって様々です。
一般的に経口剤の服用後、タイミング療法やIUIをする予定の患者さんには
子宮内膜の厚さを深く追求されない場合が多いです。

もし、Clomidの影響であなたの子宮内膜が薄くなっているようであれば、
また薄さ/厚さが気になるようであれば、積極的に医師に相談してみて下さい。
患者さんによって、
Clomid / Letrozoleどちらかの薬によって効果がみられない事があったり、
頭痛や倦怠感などの副作用が耐えられないという方もいます。
不妊治療初期はいろんな検査をしなくてはいけない上、
やってみないと分からないような治療も多々あるのため、
ストレス フリーで医師とよくご相談をすることをお勧めします❕❕((((oノ´3`)ノ

ご質問やご相談があれば、ご連絡ください!

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